小郡に咲くカスミソウ
ついに小郡にも地域おこし協力隊がやってきた。隊員第一号の一人が宮本 亜里沙隊員だ。快活そうな印象を受ける彼女の理念はイメージ通り「やりたいことはやってみる」。
アナウンサーを志望して上京。感性に従って芸能マネージャー等様々な経験を積んできた。
その中で共通していたことは「魅力を発信する」こと。
地域の魅力を創造・発信する地域おこし協力隊。彼女の感性に刺さってくれたようだ。
小郡に来て1か月。小郡の印象を聞いてみた。まず驚いたのは個々のつながりだという。誰かに会えば、すぐに別の誰かを紹介してくれる。この一か月、紹介に紹介が重なり絶え間なく人に会ってきた。
しかし、同時に彼女が感じたのが、「空間」不足だ。既に魅力的な人はいて、つながりたい人とつなげたい人も沢山いる。それをできる場、そして表現・発信できる場を作り、後押しさえしてあげることができたら小郡はもっと良くなるのではないかと語ってくれた。
地域おこし協力隊の任期は3年。この3年間で彼女はその「空間」を作り、そこで生まれたものの発信に努めていきたいという。そこで彼女が思い出したのがアナウンサー志望時の、先輩からの言葉だ。
「あなたはカスミソウでありなさい。」カスミソウとは他の花を引き立てるために添えられる小さな花。主役ではなく脇役、当時よりこの言葉が胸に響いているそう。
調べてみるとカスミソウは1日12時間以上日の光を浴びなければ開花できないそうだ。これから3年間 、彼女が日の光を浴び続けられるよう、私も影ながら応援していきたい。
大石