おいでよ、おいしいごはん食べよっ!
元気塾代表
コミュニティ カフェ 侑庵オーナー
森田由美子さん
「一人でもいいけん、大きくなって立ち止まった時、“楽しかったな~”と思い出してくれる。そんな場所でありたいと。」
森田由美子さんは、2016年4月から第4土曜日に自宅を開放して、「元気塾」を始めた。きっかけは、子どもの6人に1人が貧困という西日本新聞の記事だった。本当だろうか?いろいろ調べているうちに、小郡の実情を知った。気が付いた時には、仲間を募って動き出していた。食事を提供(無料)し、コマあそびや輪投げゲームをする。ときには、雑巾の絞り方を教えたり、防災を考えたり。親と多くの時間を一緒に過ごせない子どもたちに寄り添った時間を過ごしている。
森田さんの想いに共鳴し、毎回10人近くの人が手伝ってくれる。「みんなが私を支えてくれる。でも、みんなは本当にこの場の必要性を感じているのか?私が辞めてもこの活動は続くのだろうか?」葛藤があるという。来てくれる子どもの数で評価されたり、結果が見えないことへの不安もあるが、やっぱり放っておけない。
昨年2017年、七夕の日に小郡市生涯学習センター内でコミュニティ カフェ 侑庵をオープンした。もともと、誰でも来れるサロンをめざして自宅でカフェを開き、みんなに喜んでもらおうと料理を出していたのが本業になった。
「本当にごはんを食べていない子には、侑庵の食券をあげてごはんを食べさせてあげたい。ごはんを食べたら、生涯学習センターの空き部屋の寒くないところで勉強できるといいと思わん?」森田さんの夢は膨らむ。
営業時間9:00~17:00
定休日第3日曜日
ランチ580円(ランチタイム11:30~14:00)
ケーキセット600円
電話0942-73-5850
〔文責:宮原〕
白雪姫の人生計画?!
パワー全開! 地域交流を目指して、南京玉すだれを始めます。
保育士 菊池定子さん (小郡市三沢)
保育士、学童保育での指導員など、子どもにかかわる仕事を30年続けている。
4年前からは民生委員となり主任児童委員として、子育てについての相談に乗っている。「気になることがあったら小さな事でもいいから、相談して。一緒に考えれば、解決の糸口が見つかるかもしれないから。」と笑顔を絶やさない。
小郡市でも最近、外国の人が増えてきたが、地域の人達とどう知り合い、どう触れ合っていくかを考えていたら、以前から気になっていた伝統芸能の南京玉すだれをやってみようかと思いついた。
南京玉すだれって知ってますか『ぁさて、ぁさて、さては南京玉すだれ、ちょいとひねれば…(略)…』と、すだれが魚や釣りざお、国旗に変わっていく。
こんな楽しい芸を見てもらいながら、外国の人と、地域の大人や子ども達とのふれあいが始まる。そんな交流の場づくりを思い描いている。
「私、この春3月から南京玉すだれを習うことにしたの。」思いついたら行動に移す。そこが「パワー全開お姉さん」の異名を持つ菊池さんの行動力だ。
ニックネームは「白雪姫」。小学校卒業時の謝恩会で白雪姫を演じたのがきっかけという。
でもこの白雪姫は、決して眠ってはいない。「私たちは独りでは生活できないでしょ、みんなで楽しく話して、楽しく過ごさなきゃ。」
『白雪姫の人生計画』は、まだまだ続きますよ~。
(文責:窪田)
75歳!?何事も楽しむことが、健康の秘訣!
久留米ノルディックウォーキングクラブ所属
平野 俊幸さん(小郡市在住・75歳)
たまにスキーのストックのようなものを両手に持ってウォーキングしている方を見ることがある。「ノルディックウォーキング」がそれだ。
2017博多どんたくでは「ノルディックウォーキングどんたく隊」として全国から200名程度が参加し、普及活動にも努めているようだ。
「ノルディックウォーキングは全身の筋肉を使う」と“ポール”を持参して、
ipadをなめらかに操作しながら楽しそうに説明をしてくれた平野さんは、とても75歳には見えない。健康体維持管理のために始めたという。
名刺には「ベーシックインストラクター」の文字。
平野さんは、久留米ノルディックウォーキングクラブに所属しているが、活動は小郡市内。
毎週火曜日午前10時から、小郡運動公園。
男女20人ほどが集まって1時間程度ノルディックウォーキングを楽しんでいる。1周2kmを2周がみんなで楽しむコース。
平野さんは集合時間前にまず1周するので、6km。歩幅や腕の振り、使っている筋肉を意識して歩く平野さんのような方やおしゃべりを楽しんで自分のペースで歩く方、競う時間や距離などない。
「とにかく楽しむことが一番」と笑顔で話す。
もっと若い人も気軽に参加してほしいと公民館などでノルディックウォーキングの広報活動をして仲間集めもしている。
「動けなくなってからではなく、健康なうちから是非始めてほしい」
とやはり楽しそうに語る。
(文責:阿部)
久留米ノルディックウォーキングクラブ
ご興味ある方は、コメントいただければご紹介させていただきます。
「れんげ」と「おごおり」と「はちみつ」と
荒巻養蜂場 オーナー 横山千加子さん
はちみつを作り続けて1世紀。荒巻養蜂場のオーナーを務める横山さん。カフェも併設する、そのお洒落な店内は彼女がデザインしたものだ。聞くと以前関東にてデザイナーの仕事をしていたとのこと。
そんな彼女は小郡市観光協会の理事としての顔も併せ持っている。現在最も力をいれているのが「れんげいっぱいプロジェクト」。小郡をれんげの花でいっぱいにすることで地域一体の魅力を高め、同時に特産品の強化を図っていこうというものだ。
れんげのもつ土を肥やす効果。この「緑肥」を利用し、特産品の品質の向上、同時に生産過程の「物語」を生み出していく。また、活用していない休耕地をれんげ畑にすることができれば、観光に利用できると同時においしいれんげのはちみつをより多くの方に届けることができる。
プロジェクト実現の為、彼女は自らチラシを作成し、小郡を盛り上げてくれる参加者にれんげの種子を「無料で」配り続けている。少しずつ支援の環は広がってきているようだ。
最終目標は「れんげ祭」を実現することだと彼女は語る。れんげ畑を囲み、そこで生まれた特産品を販売する。味坂ポピー祭のように地域の方に愛され続ける祭りにしたい彼女は語る。
「やりたがりなだけ。気になるだけなのよ」その行動力の源を尋ねると彼女は笑顔でそう答えた。残念ながらもちろん私は休耕地などもちあわせていない。庭にれんげを植えることから協力できるだろうか
大石
荒巻養蜂場
小郡市平方28
tel:0942-72-8837
営業時間 9:00~17:00
定休日:日曜、月曜、祝日
続きを読む